第57回東海薬剤師学術大会の前に

いざ、第57回東海薬剤師学術大会へ!(2024年11月)

 今大会を盛り上げるべく、薬友ぎふ2月号からスタートしたこの特別企画も今号で最終回となります。
 過去大会の振り返りから会場周辺の楽しみ方まで様々なテーマで連載をしてきました。広報委員会で知恵を絞り、つなげてきたこの連載は会員の皆様の東海薬剤師学術大会へ参加したい、発表したいという気持ちにつなげることが出来たでしょうか。DX化が進み、WEB配信が増えた昨今において、現地へ赴くのは腰が重いかもしれません。しかし、現地開催では思わぬ友人や恩師、思いもよらなかった知識や見識に出会うことが出来ます。この偶然の出会いがきっかけとなり、知識がつながり、地域がつながり、思わぬ未来につながっていくことがあるのが、現地開催の良いところです。
 今回のメインテーマ「つながる知(とも)~医療DXと、地域、連携、過去未来~」にはこういった想いも込めさせていただきました。事前申し込みを頂いた方のお手元にはプログラム集等が届くと思います。せっかくの出会いを逃さないように抄録(PDFファイル:県薬ホームページ公開予定)の事前チェックはお忘れなく。当日参加も可能となっておりますので、第57回東海薬剤師学術大会へぜひ、ご参加ください。
 それでは、令和6年11月17日、長良川国際会議場で皆様にお会いできることを楽しみにしています。
 話しが尽きない帰り際、ちょうど世界糖尿病デー期間なので、17時からJR岐阜駅北口駅前広場(22時まで)や岐阜城(23時まで)がブルーにライトアップされています。是非ご覧ください。
(情報・広報グループ委員 堀 優太)

来月開催!事前登録進んでいます!(2024年10月)

 いよいよ来月、令和6年11月17日(日)に第57回東海薬剤師学術大会が岐阜県薬剤師会主催で開催されます。
(場所:長良川国際会議場・都ホテル岐阜長良川)
 みなさん事前登録はお済みでしょうか?
 実は事前登録をしていただくことで当日受付よりかなりお得にご参加いただけます。
 お弁当付きプランもありますので是非事前登録をして当日を迎えましょう!
 事前登録はこちらから
 また「薬友ぎふ」では今年の2月号より、東海薬剤師学術大会を満喫していただくための記事を連載しております。
 もう一度バックナンバーを読んで当日を迎えていただくことで、有意義な一日になること間違いなしです。
2月号「つながる知(とも)~医療DXと、連携、地域、過去未来~」
 今大会のメインテーマに込められた思いが綴られています
3月号「過去のデジタル関連について振り返ってみました」
 過去の大会を振り返り、今年の大会で見られるDXへの期待が込められています。
4月号「研究発表(口頭)における初心者向けの手順や注意事項について」
 今回発表しない方も、今後の為に読んでいただくと大変参考になる記事です。
5月号「初心者向けポスター発表について」
 ポスター発表の基本的なことや楽しみ方がまとめてあります。
6月号「ポスター発表の申込と作成をしてみよう」
 ポスター発表の申込・作成に関する注意事項やアドバイスがまとめてあります。発表する人はもちろん、見る側も読んでおいて損のない記事です。
7月号「学術大会の歩き方~私的基本の心得3選~」
 学術大会を楽しく歩くための心得が3つのポイントでわかりやすく紹介されています。
8月号「特別記念講演の演題「四則和算」ってなに?」
 特別記念講演を受講する前に予習しておくと、より理解が深まること間違いなし!
9月号「大会の帰りは、長良川周辺を楽しもう!」
 楽しい1日にしていただくために会場周辺のおすすめスポットを紹介しています。
 気になる記事がありましたら、見出しはこちらから。
みなさん是非ご参加ください!
(情報・広報グループ委員 渡邊 晃司)

東海学術大会が終わったら、長良川周辺を楽しもう!(2024年9月)

         
 11月の学術大会まで残り2ヶ月となりました。皆さんは口頭発表やランチョンセミナー、ポスターセッションを見て、沢山の新しい発見や学びを得て帰宅の準備をすることでしょう。ただ、ここで困ったことが。実は長良川国際会議場からの帰りのアクセスが結構大変なんです。駐車場から出るのに渋滞、バスは満員、タクシーも待たないと・・・となると、せっかく楽しめたはずの学術大会も少し残念な気分になってしまいます。
 ここで提案なのですが、まっすぐ家に帰るのもいいですが、せっかくなので長良川周辺で寄り道をしてみてはいかがでしょうか?
 国際会議場の隣の会場でもある、都ホテルのラウンジでお茶でも飲みながらまったりと1日を振り返ってみると、疲れも取れて気分良く帰ることができそうですね。
 また、国際会議場のすぐ近くに崇福寺というお寺があります。織田信長公ゆかりのお寺で、岐阜城の床板を用いた血天井で有名です。当日までの気温によってはきれいなドウダンツツジの紅葉が見られるかもしれません。営業時間が11月だと16時半までなので、拝観は難しいかもしれませんが、チラッとお庭を見るくらいはできるかもしれませんね。
 会場裏の堤防をのんびり歩き長良橋から見る夕方の長良川の景色はきっときれいでしょう。もちろん当日晴れていないと楽しめませんが、長良橋から東側を見ると夕日に照らされた金華山と岐阜城が見ることができます。長良橋を渡ってすぐ、川原町の古い町並みがあり、和傘のお店や長良川で生まれ育った選りすぐりの品々を販売する長良川デパート等があり18:00まで開いているので楽しめると思います。もう少し足を伸ばして、ロープーウェイで一気に岐阜城に登り天下を取りに行くのはどうでしょう。日曜日は夜間営業しており、岐阜城も20:00まで開いています。素晴らしい夜景がきっと楽しめます。
 そうして学術大会の資料を薬局へ、また地域の薬剤師会に持って帰り、来られなかった同僚の方達に「こんな発表があったよ!」とか、「こんなやり方があるぞ」など、参考になった物を共有して是非日常の業務に役立てられるようにしましょう!そうすることできっと新しい意見や発見に触れられるかもしれません。
(情報・広報グループ委員 柳原 孝是)

特別記念講演の演題「四則和算」ってなに?(2024年8月)


 聞いたことがない「四則和算」。ネットで検索してみました。『誰でもわかる四則和算』https://uzwa.jp/commentary/ 動画解説と文字での説明を見てみました。
 最初に割り算がたとえ話で出てきます。そして、なんだか頭がややこしいことになりますが、考えたこともない理論!?で面白い!です。あくまでも私の理解できる範囲での、勝手なホームページからの一部抜粋と解釈で紹介してみます。正しく理解したい方は、上記のホームページを是非是非!ご覧下さい。
 まず、通常の割り算です。1÷2= 1/2もしくは0.5 となります。この数式は、「1つのものを2人で分け合ったとき、「1/2」ずつもしくは「0.5」ずつである」という意味です。割り算というルールの中で、この数式は間違っているわけではありません。
 ただ、実際に1つのリンゴを切ると、1 cut 2 = 1/2 + 1/2 などとして、両方の断片が存在していて、総和の「1」は保たれます。これを「切り算」とします。また、現実世界では、リンゴをピッタリ半分ずつ切ることはまずできません。切り方は自由なので、もっと現実を表現しやすい便利な記号として「+」の代わりに「오」という記号を作りました。自由に動くレバーです。1つのものを自由な数・自由な量に切り分けることができ、数と量を同時に計算できます。この自由に切り分けられ、余りが出ないことを「動算」といいます。これによって全ての世界が割り切れるようになりました。
 さて、デジタルの世界は、0と1の2進法を使った数えられる分離した数です。一方でアナログは、連続している測ることはできる量です。「動算」ではその両方が同時にできます。通常の計算では、数字しか扱うことができませんが「動算」では、1と0の間の、∞から0の無限のグラデーションであるアナログ(連続量)を計算できます。つまりマルチカラーのグラデーションに世界を例えると、人の心の動きも含めて「概念」も計算できることになります。
 もともとこの研究は、人工自我(AE)にどうやったら道徳的な心、意識を持たせることができるか?というところから始まったものです。ですから、人の意識についての洞察に基づいて、この新しい数式が発明されたのです。
 講師の光吉俊二特任准教授によって生み出された新しい数理「四則和算」の内の2つ「切るcut」「動く오」だけをものすごく簡単に紹介しました。あと2つ「重ねる」「裏がえす」があり、4つ揃って四則和算といいます。解説動画はアニメーションでとっても分かりやすくて楽しく、面白かったですよ!
 本番の特別記念講演を受講する前に予習しておくと、より理解が深まること間違い無しです!是非、最新の概念に触れてみましょう!
(情報・広報グループ委員 川瀬 晶子)

学術大会の歩き方 ~私的基本の心得3選~(2024年7月)

 4年前の「第53回」東海薬剤師学術大会を覚えておられる先生はいらっしゃるでしょうか。今年開催されるのは「第57回」大会ですが、この第53回大会も岐阜県薬剤師会主催で開催される予定でした。しかし、この年は“コロナ禍”の真っただ中で、Webによるシンポジウム配信のみとなりました。コロナ禍を契機に多くの学術大会はWEB開催へと舵取りをし、気軽に参加できるようになったことで、学術大会の歩き方は大きく変化しました。今回の第57回大会は長良川国際会議場での現地開催となっています。そこで、この記事では現地開催の学術大会を楽しく歩くための私的基本の心得3選をご紹介します。
≪心得その1 「学術大会は要旨集から楽しむ」≫
 要旨集が送られてきたら、必ず開封し、内容を確認しましょう。この時、がんはおさえておきたい、けど、在宅もCKDも捨てがたいな、この先生のシンポジウムは聞きたい等、旅行のガイドブックを読むようにもう参加した気分になって、楽しみながら予定を組みましょう。この時、目印をつけることを忘れずに。覚えているつもりでも当日には案外すっかり忘れています。
≪心得その2 「口頭発表の会場には一番乗り」≫
 口頭発表は満員で立ち見となる会場も少なくありません。そうなるとスライドは見づらく、演者の声は聞きづらくなります。これを避けるために一番乗りをして、座席の確保をお勧めします。ただ、一番乗りすると最初から最後まで各発表を聞くことになりますが、これも重要です。タイトルや要旨から興味を惹かれなくても、実際の内容を聞くとハッとしたり、そういうことかと腑に落ちることがあります。そうやって、思わぬ知見や発見を得ることができます。
≪心得その3 「声をかけられたら、とりあえず聞く」≫
 ポスターや展示会場では「よかったら聞いていきませんか?」と呼び止められることがありますが、これも絶好のチャンスです。臆せずに話を聞いてみましょう。意外と忘れていた日々の疑問点等、聞いてみたいことが案外と思い浮かび、話が弾むこともあります。
 以上が、現地開催を楽しむための個人的な心得3選です。こういった偶然の出会いを得られることが現地参加の醍醐味であり、明日からの業務に向け、新たに刺激を受け取れるのが、学術大会の良いところです。皆さんにとって、学術大会はどのような場所でしょうか。今日、紹介した歩き方はあくまで一例です。ぜひ、第57回東海薬剤師学術大会へ参加し、それぞれの学術大会の歩き方を見つけてみてください。
(会報・広報グループ委員 堀 優太)

ポスター発表の申込と作成をしてみよう(2024年6月)

 先月号に引き続きポスター発表についてまとめてみました。今回は実際に発表する方法についてです。
 学術大会開催日の半年前ごろから、参加者の申し込みや学術大会発表希望者の発表演題登録の受付が始まります。まずはここに登録をしましょう。参加者申し込みは、開催1ヶ月前までできる学会も多いですが、ポスター発表などの学術大会発表申し込みは開催4ヶ月前に締め切られるなど、申し込み期間に注意します(今年は恐らく8月上旬締切、来月号に詳細掲載)。
 登録が終わりましたら、次に要旨作成します。要旨とは自分の発表したい内容を200~400字でまとめたものです。ここで、発表したい研究内容や研究方法、研究結果や意義についてまとめます。この要旨は、冊子にまとめられ参加者に配布されることがあります。また、研究発表の審査材料となることもあるため、補足説明なしで研究内容について理解できるようにします。学術大会によっては要旨のかわりに予稿を求められる場合があります。主に文字数が違い、1500~2500字程度で、より詳しく説明できます。
 ここまで来たら、いよいよ発表するポスター作りです。与えられるスペースは900mm×1800mmであることが多いです。そこにA0サイズで印刷した1枚ポスターを掲示する形や、A3で印刷した複数のスライドを掲示する形で発表をします。初めて発表をする場合は、発表内容をPowerPointなどのスライドで作成した後に1枚ポスターに落とし込む形やA3用紙スライドを並べて掲示する方法をとると作成しやすいです。内容は①背景・目的 ②研究方法 ③結果 ④考察まとめ・今後の課題を区別してまとめると見やすくなります。ポスター発表は、与えられたスペース内であれば自由に表現することができますので、慣れてきましたらスライドを配置しただけでなく、スライドの形や大きさを変更しより分かりやすく表現もできます。
 事前提出がない場合は、当日までにまとめて、印刷し用意します。
 発表当日は、まず受付に行きましょう。受付で発表手続きを行うと、どこで発表するのか場所の指定と、発表時間を教えていただけます。発表時間までに、指定された場所に作成したポスターを設置しましょう。発表時間までは自由に過ごせます。他の発表者を見たり、口頭発表を聞いたりして過ごします。発表時間になりましたら、掲示したポスターの前に立ち発表をおこないます。
(会報・広報グループ委員 竹中 康人)

初心者向けポスター発表について(2024年5月)

 今回は、初めて学術大会に参加する先生向けにポスター発表についてまとめてみました。
 ポスター発表とは、自分の研究内容や考察内容を大判のポスター1枚にまとめて発表する形式です。一般的にはポスター発表も時間指定がされます。時間になると興味のあるポスターに参加者が集まり、ポスターを作製した先生から直接、説明解説を聞くことができます。興味がある内容の研究だけをいくつも回ることができるため、とても効率的に研究最前線の内容に触れることができます。
 ポスター発表の良い所は、参加者との距離が近いことです。参加者は気軽に質問をすることができますし、逆に発表者が他の参加者から似た症例や経験を聞くことができる機会にもなります。発表者によって一方的な講義形式で説明する場合もあれば、その場でディスカッションとなる場合もあります。行き詰った研究課題に対してアドバイスを頂け、ブレイクスルーとなる場合もあります。東海学術大会は事前倫理審査が必要ないため、今職場で解決できない内容をまとめて発表するのも面白いかもしれませんね。
 現在、東海薬剤師学術大会は事前倫理審査が必要ありません。
(会報・広報グループ委員 竹中 康人)

研究発表(口頭)における初心者向けの手順や注意事項について(2024年4月)

 昔は、研究発表と言えばブルースライドを使用していました。このため、スライドを自分でホルダーにセットして、発表時、スタッフの方にスライドを送ってもらっていたので「スライド、次お願いいたします」と言っていました。今は、パワーポイントに変わり、自分で作成できるため直前まで修正することも可能で、かつ基本的に費用もかからず、デザインや配色も自分好みとなります。
 以下、発表前の準備と発表当日に分けて、その手順や注意事項を記載します。すでに学生時代には教員から、職場では学術指導する先生から、十分にご指導いただいているため、本稿が重なる、かつ自分勝手な内容になっていることと思いますが、どうかその点はご容赦ください。
<発表前の準備>
①研究発表の目的をはっきり、分かりやすくする。
②発表内容を反映した演題名を考える。
③発表抄録にできるだけ沿って話す順番や内容を組み立てる。
④聞き手が理解しやすいように、話す。
⑤分かりやすく、かつ見やすいパワーポイントの作り方や注意事項を以下に示す。
 ・文字(24ポイント以上が目安)や図・表が小さすぎないこと。
 ・配色をたくさん使用せず、できれば3色までにとどめる。
 ・色弱の方にもわかるように、赤を多用しない(代わりにオレンジ色を使用)。
 ・強調したいところやポイントはアンダーライン、色文字、太字にする。
 ・写真、図・表などを引用した場合には出典を明記する。
⑥パワーポイントのノート部分にしゃべる原稿を入れておくとよい(手元のPCでノートが見られるように設定できる、または、してあることが前提)。
⑦発表時間を守るため、枚数が多くならないように注意する(発表時間1分につき1枚で考えると考えやすい)。
⑧練習を重ね、早口、尻切れ、飛び飛びは避けて、自分の言いやすい言葉に変える。
⑨服装はスーツかそれに準ずるもので、華美でなく清潔感のあるものを準備する。
⑩気合を入れるために、赤系のもの1点(ネクタイやアンダーウエアなど)を身に着けると良いと言われているため準備するとよい。
⑪前日は、普段と同じような食事を摂り、アルコールは控えて、早めに就寝する。
<発表当日>
①早めに会場に着いて、発表受付(パワーポイントの確認など)を済ませ、発表場所を確認する。
②前方に行って、会場を見渡すと、落ち着くことが多い。
③前の演者が壇上に移動したら、速やかに次演者席に着くこと。
④座長と会場の皆さんに会釈する。「よろしくお願いいたします。」というと感じがいい。
⑤声がはっきり届くように、適切なマイクの位置、口を大きく開けて、腹に力を入れて声を出す。
⑥なるべく過度に上がらない・緊張しないように、以下のことをやってみる。
 ・十分な練習を行う。
 ・質問をあらかじめいくつか想定し、問答集を作成しておく。
 ・共同演者(指導者など)が会場にいる場合には、質問で困ったときのため、合図をきめておく。
 ・自分がこの研究については一番詳しいので、会場の皆さんに紹介するという気持ちで、のぞめば上  がらない。
 ・緊張を和らげる労宮(ろうきゅう)や合谷(ごうこく)のツボを正しく押す。
⑦質問を受けたら「ご質問ありがとうございます。回答後、これでよろしいでしょうか」という。
⑧発表が終わったら、座長と会場に会釈し「ありがとうございました。」というと好感が持てる。
⑨壇上を降りたら、そのセッションが終わるまで会場で待機するとよい(同じような内容の発表だと、座長からコメントを求められることがある)。
⑩セッション終了後の会場で聞いていた人が質問に来ることがある。その時は、名刺を渡されることが多いため、こちらも名刺を渡して対応する。(名刺を名刺入れに入れて、携帯する)
(広報・ぎふ薬事情報センター委員 森 博美)

過去のデジタル関連について振り返ってみました(2024年3月)

 19年前の第38回大会(岐阜県薬主催)では、メインテーマ『薬剤師大改革 大きな信頼と結果を-選ばれるために-』とし、第35回から始まったポスターセッション103題を中心とした基調講演1題、特別講演2題、ランチョンセミナー3題、出展企業14社を含む大会でした。
 その中には、東海4県薬剤師会とその情報センター職員で設立された「TOP/NET(東海四県情報システム委員会)」のデモンストレーションがありました。Web上に「薬のしおり」「薬の飲み方・使い方」「ビデオ、音声による公開(多言語)」「薬味酒」「DI情報」などの情報を協力して作成し、携帯電話会社ごと(i-mode、ezweb、Vodafone)にホームページを作成し、便利だと注目されていました。また、会場では提供したレシピを基に作成した薬味酒も試飲してもらい楽しんでいただいていました。
 今では、添付文書のデジタル化、製薬メーカーが動画付きで情報提供し、レセコンが相互作用を教えてくれ、Googleが無料翻訳ソフトを公開し、さらにAIが問合せの対応をする時代。日本は日本語故にAIの活用が遅れていると言われていますが、今年の東海大会で見られるDXに期待したいと思います。
(広報・ぎふ薬事情報委員会委員 川瀬 晶子)

第57回東海薬剤師学術大会 テーマ決定!(2024年2月)

 令和6年11月17日(日)主催 岐阜県薬剤師会 で開催予定です。
 近年同大会は、日薬大会と同じテーマを採用し開催されてきました。次回日薬大会テーマ「彩」、埼玉からの発信の思いが受けとめられることから、今回岐阜から発信できるテーマを独自に作成しました。
 テーマの基は、令和6年度診療報酬改定の基本方針、「ポスト2025を見据えた地域包括ケアシステムの深化・推進や医療DXを含めた医療機能の分化・強化、連携の推進」から、医療DXの推進をすることによって、連携、地域の活動はどのように効率化されていくのか?また、過去を知ることで、未来へつながり、かつ、それを知る学術大会にして欲しい思いを込めて決定していきました。
 さらに今回は、多く方々の発表の場をご提供する事を目的としており、特に研究発表(口頭)を積極的に募集していきます。経験を問わずまずはチャレンジをしていきましょう。
 今後も、随時大会内容を発信していきますので、楽しみにしてください。
(広報・ぎふ薬事情報委員会 金森 豊)